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2008年05月24日

シュガー社員

ようこそ、くまさん社労士のブログへ!!face02

シュガー社員とは

特定社労士の田北百樹子先生が名付け親

ですが、なるほどと思いましたので

今日は書いてみたいと思います。

シュガー社員とは

自分に甘く、向上心、責任感がまったく

なく、仕事も半人前にもかかわらず

自分の権利だけはしっかり主張する

社員のことを指します。


皆さんの職場にもそんな社員はおられませんか?

シュガー社員が生まれた背景として

田北先生は

1.過保護な親に育てられた

2.迷走した学校教育

3.インターネットの普及による豊富な知識

4.大企業の終身雇用制度が崩壊して、転職

  しやすい環境


にあると言われています。

そして、シュガー社員の出現が社会的背景に

原因がある以上、もし、皆さんの会社に

もシュガー社員がおられるのなら、

それは、たまたまではなく、

今後も入社する可能性が高いと

言えます。


さらに、このシュガー社員の特長として、

労働法の労働者の権利について、

とても詳しいということがあります。

「なぜ、残業したのに割増手当がつかないのか」

「有給休暇はいつ取っても良いはずだ」

等、辞めろと言おうものなら

「不当解雇だ」とか、あっせんや労働審判

まで持ち込んでいきます。

(ただ、割増手当や有給休暇は労働者

の当然の権利ですが・・)

経営者として自社を守るための手段

は、就業規則で自社のルールをキチンと

作ることと、会社に唯一与えられた権利で

ある、採用段階での見極めです。


採用後は、労働者は労働法に守られます。

そんな意味では、以下のマニュアルはお薦めです

初めての面接でも欲しい人材を見抜くことができる採用面接マニュアル

ところで、シュガー社員の種類には

田北先生の分類では以下の5つが

あるそうです。

思わず笑ってしまうかもしれませんが、

よく考えると、なるほどと思われる

方もいらっしゃるかもしれません。

1.ヘリ親依存型
  
  ヘリ親とは、ヘリコプターペアレンツのこと

  で上空から見守り、子供に問題が起きると急降下して

  介入する親で、過保護な親のこと言います。

  子供の労働条件によくクレームをつけにきます。

*私の知っている事例では、親が子供のサービス

 残業について、労働基準監督署にタレコミ、

 会社が多額の残業料を払わされた事例があり

 ました。(未払残業自体、ダメなのですが)

 ただ、会社は所定労働時間の増加や、

 残業料の100%支給のため、残業料に

 見合うだけの基本給の減少等の対応を取り、

 かえって従業員の労働条件が悪化

 した事例もありました。

2.俺リスペクト型 

  異常に自己評価が高く、上司に叱られても責任転嫁する

  タイプです。

  これも多いです。実際よく見かけます。

3.プリズンブレイク型

  嫌なことや苦手なことには、とことん逃げる

  タイプです。いつも「自分には出来ない」

  というタイプです。

4.ワンルームキャパシティ型

 応用力がなく、極めて限定的な行動・思考しか出来

 ないタイプで、マニュアル以外の仕事をさせる

 とパニックになるタイプです。

 ウン!あいつと思われた方はおられませんか??(大爆)

5.私生活延長型シュガー社員

  ルーズなまま社会人になりきれないタイプで、遅刻や欠勤

  も多く、会社は私生活の延長との考えにあります。

  休日出勤等を指示するば怒り狂うタイプ

  確かにいますね。


  こんな社員ばかりになったら、会社は潰れます

  若い従業員の方の会話に耳を傾けてみませんか??

  このような社員は昔からいましたが、

 ただ、現在は、一年、一年そんな社員が

 増えています。


  あまい砂糖は歯の硬いエナメル質を溶かすの同じく

  シュガー社員は堅固な会社の体質を脆く崩していきます。

  


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『シュガー社員』へのコメント

はじめまして たしかにいわれるような人間はいますが頭から否定されるのもいかがと思いますが?誰も組織のレールからはずれたら?どうでしょうか
Posted by やせじです at 2008年05月24日 22:33
はじめまして
コメありがとうございます。
おしゃられる通りですね

全員社会の組織の一員として、
働く必要がありますからね・・

逆に、経営者の立場とすれば
リスクをいかに抑えるかという
こともありますが・・

まずは本人が変わることがが
一番なのでしょうが
Posted by くまさん社労士くまさん社労士 at 2008年05月25日 06:50
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